徐々に市民権を得つつある「液体ミルク」。
2018年の法改正により国内で販売できるようになったことから、まさに令和の新常識になりつつあります。
ということで、今回はオススメの液体ミルクに加えて、使い捨てのほ乳瓶も一緒にご紹介します。
ピジョンの母乳実感シリーズを使っている方におすすめなのが「明治ほほえみ らくらくミルク」。
これにピジョンの乳首を取り付けられる専用アタッチメントを組み合わせると……
あら不思議!缶のままそのまま飲ませることができます。
約10秒でお口にインできる手軽さ。
汚れるのは乳首とアタッチメントだけなので、後片づけもラク。
アタッチメントは単品でも購入可能ですが、12本セットなどにおまけで付属していることもあります。
缶は120mlと200mlの2種類があるので、月齢に合わせて調整しやすいのもポイント。
ただし保存はきかないため、開封後は飲み切りが基本です。
次に紹介するのは、乳首まで一体型になっている使い捨てほ乳瓶「chu-bo!」。
単価が高めなのがネックですが、液体ミルクと組み合わせれば洗い物ゼロでとにかくラク!
災害時用の備えとしても便利ですが、旅行中や渋滞時の車内などでも大活躍します。
特に旅行先の夜間など、飲ませたあとの片づけが「捨てるだけ」で済むのはかなりの負担軽減。
夜に使うと決まっているときは、封を開けて本体を伸ばしてミルク缶と準備しておくと、さらにスムーズに授乳できます
ただし、乳首の形状や感触に慣れないと嫌がるお子さんもいると思うので、自宅で一度試してみるのがおすすめです。
まず、液体ミルク自体が高価です。
メーカーにもよりますが、1缶200mlで200円〜300円程。
紹介した、chu-bo! の使い捨てほ乳瓶も、一つ400円程なので、両方使うと1回のコストが高くなってしまう。
常用するにはコストがかかりすぎるため、災害時用にストックしつつ、賞味期限が近づいたら外出や旅行時に使う「ローリングストック」スタイルが現実的かなとは思います。
量が少ないときは、明治ほほえみ らくらくミルク+アタッチメントで120mlから与えるのも良いと思います。
その際は、アタッチメントや乳首を複数用意しておくと、外出時に複数回上げなければならない時も安心です。
液体ミルクは基本的に常温で飲ませてもOKですが、「高温・凍結を避けた常温」であることが前提。
夏場に車内やリュックに入れっぱなしにすると劣化の恐れがありますし、冬場は冷たすぎることもあります。
そのため、夏場は保冷バッグを使ったり、冬場はUSBウォーマーなどで缶ごと温めるのが良いかなと思います。
画像のウォーマーは現在の温度を表示(そこまで正確ではないですが)してくれるので、分かりやすかったです。飲ませる30分前くらいから40度前後で温めておけば、ちょうど良い温度で与えられます。
コスト面が気になる液体ミルクですが、災害用の備蓄として購入しつつ、お出かけ時にも活用すればコストが負担に感じる部分は軽減できるかなと思います。
なにより、子どもが嫌がらずに飲んでくれれば、準備や後片づけの負担が激減し、親の心の余裕も全然違ってきます。
その“楽さ”は、ほんとうにプライスレス。
上手に取り入れて、日々の育児の手助けにしてみてください。